回生ブレーキ抜け?
ちょっと前に海外で問題になったプリウスのリコール騒ぎは記憶に新しいのですが、この時のリコールはプリウス(含PHV)とSAIが対象でした。
当然ですが、その後に発売となったアクアはもちろん、他のハイブリッド車はしっかりと対策された車と信じていました。
なぜ今さらな話題を出したかと言いますと、嫁さんが先日、愛車のアクアを運転中に似たような症状が出て危うく事故を起こしそうになったのです。
嫁さんから聞いた状況は、買い物をするためにお店の駐車場にバックで車を止めようとした時、急にブレーキペダルが抜けた感じになり、ブレーキが利かずに前に止まっていた車にぶつかりそうになったそうです。
車速は駐車スペースにバックで止める訳ですから、そんなに速度が出ていません。
ブレーキを踏んだ時は利いていたが、急に抜けたらしい。
ブレーキが抜ける瞬間、駐車場を横切る溝のフタ(鉄製の網のやつ)を前輪で踏んだらしい。
これって、ハイブリッド車特有の回生ブレーキ中にABSが働いて回生ブレーキ解除→ABS作動までのタイムラグ&回生ブレーキと油圧ブレーキに対するフィーリング違いなのではないだろうか?
あと確かABSって低速(10キロ?とか20キロ?)だと作動しないとか作動を止めるんじゃなかったっけ?
そもそも、ハイブリッド車の倍力装置(ブレーキブースター)ってどうなっているのだろう?(真空ポンプ方式なのかなぁ?)
ちなみに嫁さんは車に関しての知識や運転技術は相当なものです・・・なので瞬間的対処もバッチリでしたので何とか事故にはならずに済んだようです。
そうそう、車の方もディーラーで色々と点検しましたがエラー等はなく問題なかったそうです・・・ただ、嫁さんはブレーキが利かなくなる車なんて怖いからあまり乗りたくないって言ってました。(そりゃ当然だよね)
・プリウスのリコール発表の資料
<不具合の状況>
ABS(アンチロックブレーキシステム)の制御プログラムが不適切なため、ABS作動完了後の制動力が作動直前の制動力より低下することがあります。そのため、ブレーキをかけている途中に凍結や凹凸路面等を通過してABSが作動すると顕著な空走感や制動遅れを生じることがあり、そのまま一定の踏力でブレーキペダルを保持し続けた場合には運転者の予測より制動停止距離が伸びるおそれがあります。
<改善対策内容>
全車両、当該制御プログラムを修正します。また、制御プログラム修正までの間の運転時の注意事項を、使用者にお知らせします。
<運転時の注意事項>
お車を運転時、凍結等で滑りやすい路面や凹凸路面、段差等を走行時は注意して運転していただくようお願い致します。
(1)ブレーキをかけている時に空走感や制動遅れを生じた場合には、ブレーキペダルを踏み込んでいただければ確実にブレーキが効きますので、ご対応いただきますようお願いします。
(2)ABSが作動した時は、ブレーキペダルを素早く強く踏み続けていただきますようお願いします。